世界有数の考古学的証拠であるとともに、エジプト随一の観光地となっているギザピラミッド群。
実はエジプトの市街地の目と鼻の先にあるんです。(観光資源の目の前が発展しただけなんだとは思いますが)
長年人々の生活の近くに存在しながらも、その目的は一切不明、謎多き巨大な建造物となっているスフィンクス!
今回は、スフィンクスにまつわる謎や都市伝説に迫ってみたいと思います!
目次
スフィンクスの建設目的は不明!
カフラー王(紀元前2500年頃)によって建設されたというスフィンクスですが、前述の通り、スフィンクスが建てられた目的は未だに謎です。
ピラミッドでさえ、その建設目的が謎とされていますので、ギザのピラミッド郡の目的は全く不明なのです。
よくピラミッドが王家の墓で、それを守護するのがスフィンクスであると言われていますが、王族の墓は別の場所で見つかっているため考古学では以前より否定されている説です。
ピラミッドの建設目的、使用目的は不明ですが、葬祭・儀式関連のために作られたのであろうということには、かなり多くの考古学者も納得しているようです。
都市伝説界隈では、古代の超文明の記録があるとか、エネルギー供給システムだとか、UFO発着のためのビーコンだとか言われていますね。
作り直された?顔と体のバランスが不自然なスフィンクス!
この写真はスフィンクスの全体像です。スフィンクスって頭が異様に小さいと思いませんか?
スフィンクスの胴体が大きく、前足が長く感じるのは魚眼レンズで見ているからではありませんよ。実際に、スフィンクスは胴体や手足のサイズに対して頭部が小さいのです。小顔にするのがエジプトの文化でスタンダードな表現なのでしょうか?
エジプトの壁画や彫像を確認してみたのですが、ありのままを写実的なサイズで造形されているものばかりの思えます。原始的な民族の壁画のように特に誇張したサイズ感で表現されているものはないようですね。
こちらがエジプトの壁画と彫像の画像です。
こういった描写技術があるエジプト人が、なぜ頭部だけ以上に小さいスフィンクスを建設したのでしょうか?しかも国家レベルの事業にも関わらず、頭部のサイズバランスだけ設計をミスするということがありえるのでしょうか。
また、スフィンクスの頭部だけが胴体などの石と材質・色が違うことも指摘されています。
いろんな説がありますが、顔の部分だけが露出していたため建造物の価値がわからない人間に破壊されたとか、水の浸食でアヌビスの頭部が破損したため作り変えたとか…。どれも定かではありません。
スフィンクスは1枚岩から建造された世界最大級の巨像ということでも有名ですが、頭部の石が足りなかったとか…?
スフィンクスはもともとアヌビス像だった?
その他に、スフィンクスはアヌビスを模した像だったという説があるそうです。
アヌビスは冥界を司る神様で、ミイラを作ったり、死者の魂を冥界に運んだり、死者の罪を天秤を使って量ったりする役割を持っています。
冥界の神様がピラミッドの前で守護しているのであれば、ピラミッドは死者が眠るお墓だと考えても筋道が通るようなのですが、確証には至りません。
スフィンクスの建造はいつ?水の浸食跡や星座の位置から算出!
この写真は、1864年に坂本龍馬もメンバーだった遣欧使が横浜鎖港のためにエジプトに寄った際に撮影されたものです。
ご覧の通り、顔だけしか露出していないためこの侍たちは「巨大首塚」と呼んでいたそうな。ピラミッドは「三角山」と呼んだそうです。
星の位置から割り出したスフィンクス・ピラミッドの建設時期
さて、ギザの3大ピラミッド群はよく「オリオンのベルトの3つ星」と並びが似ていて、関連がある。という説を聞いたことがあるのではないでしょうか。
実は、現代で観測できるオリオンのベルトの3つ星だと、ピラミッドの位置にズレが生じています。
ピラミッドの位置とオリオンの3つ星の位置が一致する時期を計算した結果、1万500年前まで遡るそうです!
1万年前といえば人類は石器時代ですね。とても精巧な建築技術などありえない時代であることは容易に想像できるかと思います。つまり、建設したのは人類ではない…?
宇宙人が建設したものであると考えたい気持ちもあります。ただ、ピラミッド周辺に建設作業員のための集落が発掘されたり、ピラミッド作業員の記録簿のようなものが出土していることから反論材料はあるようですね。
ちなみに1万1000年前というとアトランティスが沈没した時期とも言われています。後述しますが、エドガーケイシーは、スフィンクスの足元の部屋にアトランティスに関する記述が隠されているとリーティング(透視)しています。
水の侵食跡から推測されるスフィンクスの建設時期
顔だけが露出していたスフィンクスが掘り起こされると、スフィンクスの胴体や周辺の石壁に水の浸食跡があることがわかりました。
このことから、スフィンクスはピラミッドよりもずっと古い時代に建造されたのではないか?という説があります。
その根拠は、ピラミッドにはスフィンクスのような水の浸食跡がなく、スフィンクスにだけあるためです。
また、ピラミッドの床平面よりも50mも低い位置にスフィンクスが建設されていることも気になりますね。
建設された時代が違うためか、地表の高さが違ったのでしょうか。
ボストン大学のロバート・ショック博士によると、「スフィンクスの浸食跡を雨季によるものだと仮定した場合、紀元前5000年~7000年頃の建造物である」と発表してエジプト考古学に衝撃を与えました。
この時代はまだエジプト文明が始まる前でしたから、これを根拠に宇宙人が関わる建造物だと言われているようですね。
またこの時代には、エジプトは植物も生い茂る亜熱帯のような土地だったのだとか。
予言者・輪廻転生者が語るスフィンクス!奇妙な一致…
予言者エドガー・ケイシーと元・火星人のボリスカくんのスフィンクスに対する発言に奇妙な一致が見られるので紹介しておきましょう!
エドガーケイシーがピラミッドをリーディング!
眠れる予言者として有名な霊能者エドガー・ケイシーもピラミッドについて興味深い発言をしています。
エドガーケイシーは、自身の過去生でエジプトの神官ラータであったと語っていて、ピラミッドの建設にも直接携わっていたそうです。
過去生での記憶によると、ピラミッドとスフィンクスは紀元前1万490年~1万390年頃に建造されたと話しています。
ちなみにエジプト文明は紀元前3000年頃から始まったと言われており、紀元前1万年というと地球はまだ石器時代のころです。どうやって緻密なピラミッドやスフィンクスのような石の加工を紀元前1万年に行ったのでしょうか?(宇宙人の介入?)
1933年、エドガー・ケイシーはピラミッドに関するリーディング(透視)を行い、スフィンクスの右足の下に隠された部屋、通称「記録の部屋」があると話しています。そして、その「記録の部屋」には失われたアトランティスについての記録があるそうです。
1978年にエドガー・ケイシーのリーディング結果をもとに、エドガー・ケイシーの研究機関が「記録の部屋」についての調査を開始しました。
スフィンクスの右前足の周辺8箇所に穴を開けて調査を勧めていましたが、エジプト軍に阻止されてしまい、「記録の部屋」は発見できませんでした。
元・火星人ボリスカくんの証言によるとスフィンクスには…
火星人の生まれ変わりであるということで、都市伝説界隈ではかなり有名になったボリス・キプリヤノヴィッチくん。通称・ボリスカくん。(とにかく都市伝説的に大変興味深い発言を残しているのでまだご存知なければチェックしてみてください)
元火星人のボリスカくんによれば、スフィンクスの耳の後ろのどこかに入り口があるそうです!
スフィンクスの中には、人類の失われた高度技術や知識が隠されているそうです!
また、ボリスカくんはスフィンクスに隠された叡智を人類が手に入れると人類の生き方が一変するといいます。
もっとお話を聞いてみたいところですが、残念ながら、現在ボリスカくんはどこにいるのか不明だそうです。
頭と背中に?入り口がたくさんあるスフィンクス!
ボリスカくんは耳の後ろと言っていますが、目視で確認できるだけでも頭のてっぺんと背中に入り口があることがわかります。
こちらの画像をご覧ください。
空撮した際に、頭の頂点を別の素材で蓋がされているのがわかりますね。
これが全体が発掘される前の空撮画像です。頭の頂点に入り口があるのがわかります。人も入っていますね。
そして、背中にも入り口がありました!金属の蓋が設置されていますね。
金属のハッチを開けるとこんな感じ。煙突みたいな感じですね。地下の部屋で呼吸するための配慮でしょうか?
ここまで入り口が明らかになっていながら、スフィンクスの謎にたどり着けないのはなぜなのでしょうか。
スフィンクスの調査を進めようとしないエジプト政府?
ここまで根強い噂と実際の調査でいろいろと明らかになっているスフィンクスの地下の部屋。
調査すればすぐに真実が明らかになるのでは?と思いますよね。最新の調査機器なら、古代文明に傷もあまりつけないで調査ができそうですし…。
その原因は、エジプト政府にあるようです。調査を許可しない、中止をさせるなど妨害しているそうなんです。
スフィンクス内部に本当に世紀の大発見があるから妨害している?
エドガー・ケイシーやボリスカくん曰く、スフィンクスの内部には人類の失われた高度な技術や知識が隠されているそうです。
それを掌握してしまえば、現在の国家間のパワーバランスを崩し、新たな時代を築けるほどのちからが手に入るのかもしれません。
いずれにしても、その失われた技術や知識を奪い合うような戦争や争いが起きる可能性は十分考えられますね。
それに配慮した妨害行動なのでしょうか?
外国人に手柄を取られるのがイヤだから妨害?
ピラミッドやスフィンクスは、世界中でも人気の考古学的ミステリーですよね。
外国の大学や研究機関が頻繁に訪れては、ピラミッドの中を調査したり、周辺を発掘したり、そしてエジプト人以外の学者が大発見の功績をあげているとなれば、エジプト国内で調査を進めたいところですよね。
最後の一手のところまでを国外の費用で進めさせて、あとは自分の国の研究機関や学者を派遣して目標へ到達すれば、費用も抑えられて、大発見の発表もエジプトの手柄になる!のかもしれませんね。
第2のスフィンクスが存在するかも?
上の画像は、スフィンクの前足の間にある石版で「夢の碑文」と呼ばれています。
石版に2体のスフィンクスが描かれているのがわかりますね。
エジプト文明では、二元論的信仰があり、装飾や絵はシンメトリーに作られることが多いそうです。陰と陽、常に対となるものが存在するという考え方ですね。
「夢の碑文」にも描かれているように、スフィンクスは2体で1セットのようなのです。日本の神社の狛犬のようですね。
では、そのもう1体はどこにあるのか?これについてはまだ不明です。
ギザ台地周辺にあってまだ発掘されていないという説や、アヌンナキの中継基地といわれている火星にあるという説。まだ見つかっていないので言いたい放題ですね。
まだギザ台地の発掘調査は面積の30%以下しか実施されていないそうです。これから大きな発見があるかもと期待してしまいますね。
「アムドゥアトの書」には、死後の12時間について記載されています。そこにスフィンクスが描かれているのですが、前後を守護する形になっていますね。狛犬のように入り口の左右に門番のように立つものではないようです。
もしかすると、今いるスフィンクスの反対側にもう1体のスフィンクスがいるのかもしれません。
スフィンクスはケンタッキーとピザハットが大好き?
謎が多すぎるスフィンクです。なかなか真実にたどり着くことができませんね。
実は、スフィンクスはケンタッキー(KFC)とピザ(ピザハット)が大好きだという噂があるのです。
視線の先がヒントだと言われていますが、スフィンクスは何を見つめているのでしょうか?GoogleMapに線を引いてみました!
視線の先には、実はジャンクフード店のテナントビルがありました…。
実際の写真がこちら。
確かに、視線の先にケンタッキーとピザハットがありますね!
スフィンクスは、途方もなく長い時間をピラミッドの前で守護し続けています。お腹も空くでしょうね。